マルマエの第1四半期は大幅増収3ケタ増益と好調そのもの

■分野別の受注状況は主力の半導体関連の受注が大幅増

 マルマエ<6264>(東2)は5日引け後、今期18年8月期第1四半期業績を発表した。

 同社は、半導体・FPD(フラットパネルディスプレー)製造装置に使用される真空部品や電極などの精密切削加工事業を展開している。受注は好調に推移していることから、今期は大幅増収増益を見込んでいる。

 今期第1四半期業績は、売上高10億45百万円(前年同期比69.2%増)、営業利益3億18百万円(同183.4%増)、経常利益3億16百万円(同184.8%増)、純利益2億20百万円(同190.0%増)と大幅増収3ケタ増益と好調そのもの。

 分野別の受注状況は、半導体8億71百万円(前年同期比72.3%増)、FPD2億円(同8.3%増)、その他16百万円(同237.3%増)と主力の半導体関連の受注が大幅増となっている。

 売上高は、半導体7億67百万円(同75.8%増)、FPD2億56百万円(同61.5%増)、その他02百万円(同81.3%減)となっている。

 利益面については、売上高の増加に伴い材料人外注加工費が増加しているものの、生産性が向上していることから大幅増益となっている。

 第2四半期業績予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高52.25%(前年同期47.69%)、営業利益57.82%(同40.43%)、経常利益58.63%(同41.11%)、純利益59.95%(同41.30%)と前年同期の進捗率を上回っていることもあり、上振れも期待出来そうである。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る