【株式市場】個別物色の様相で日経平均は後場軟調続落だがJASDAQ平均は算出来の高値

株式

◆日経平均の終値は2万3631円88銭(37円61銭安)、TOPIXは1879.39ポイント(5.17ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億3427万株

チャート6 26日後場の東京株式市場は、個別物色の様相が強まり、インフルエンザ患者数が統計開始以降最多になったと伝えられてダイワボウホールディングス<3107>(東1)が一段ジリ高となり、楽天<4755>(東1)は米ウォルマートとの戦略提携が好感されて後場寄り後に一段高となったあとも高値圏で推移。一方、日経平均は後場寄り後ほどなく軟調になり、13時30分にかけて77円21銭安(2万3592円28銭)まで軟化してもみ合った。東証2部指数も大引けは軟調。半面、日経JASDAQ平均は高く5日続けて算出開始以来の高値を更新。。マザーズ指数も高い。

 神戸物産<3038>(東1)が上げ、米トランプ大統領のTPP(環太平洋経済連携協定)参加発言が材料視されたとの見方。ラクト・ジャパン<3139>(東1)も高い。ブルドックソース<2804>(東2)は14時に業績見通しの増額を発表し一時急伸。ベネフィット・ジャパン<3934>(東マ)は12月に実施した立会外分売の目的が東証1部への移籍に必要な要件を整えるためとしたため期待が再燃する様子で大幅続伸。ジオマテック<6907>(JQS)は引き続き三井金属開発の微細回路形成用材料に薄幕を提供との発表などが材料視されて2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は15億3427万株(前引けは7億5398万株)、売買代金は2兆9076億円(同1兆3962億円)。1部上場2064銘柄のうち、値上がり銘柄数は1079(同1435)銘柄、値下がり銘柄数は876(同547)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は11業種(前引けは19業種)となり、値上がり率上位の業種は、繊維製品、精密機器、その他製品、医薬品、サービス、その他金融、水産・農林、小売り、化学、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る