【株式市場】米金利上昇の割に円安進まず日経平均は一時363円安だが好業績株は強い

株式

◆日経平均の前引けは2万3181円34銭(304円77銭安)、TOPIXは1854.43ポイント(16.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億6809万株、

チャート10 2日(金)前場の東京株式市場は、米国金利がFRB議長の交代を前に上昇し、にもかかわらず円安が進まないとの見方があり、株価指数の先物が先行安する展開になった。日経平均は124円安で始まった後も時間とともに下げ幅を広げ、10時30分頃に363円66銭安(2万3122円45銭)まで下押す場面があった。中で、12月決算が好調だった花王<4452>(東1)が堅調に推移し、ソニー<6758>(東1)もしっかり。日経平均の前引けは304円77銭安(2万3181円34銭)だった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 ソフトクリエイト<3371>(東1)が1日発表の四半期決算などを好感されて値上がり率上位に進み、かどや製油<2612>(東1)は好決算に続き自社株買いを発表し上場来の高値。大和自動車交通<9082>(東2)はタクシーの相乗り実証への期待が再燃とされてまたもやストップ高。弁護士ドットコム<6027>(東マ)は好業績への評価が衰えず連日高値。銀座ルノアール<9853>(JQS)も1日発表の四半期決算などが好感されて高値を更新。

 東証1部の出来高概算は8億6809万株、売買代金は1兆5701億円。1部上場2064銘柄のうち、値上がり銘柄数は514銘柄、値下がり銘柄数は1479銘柄となった。(HC)

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