【株式市場】日経平均は140円高、3日続伸、円安傾向が強まり後場一段と上げる

◆日経平均は3万7644円26銭(140円93銭高)、TOPIXは2742.08ポイント(8.59ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して21億5238万株

 5月12日(月)後場の東京株式市場は、円安傾向が次第に強まり、前引けは小安かったホンダ<7267>(東証プライム)が再び小高くなり、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)は一段ジリ高などと動意を強める銘柄が目立った。日経平均は小安く始まったが、13時過ぎには再び小高くなり、あとは次第高。大引けは上げ幅を150円台に広げて3日続伸となった。

 後場は、住友ベーク<4203>(東証プライム)や日清紡HD<3105>(東証プライム)が一段高で始まり、前引け後に発表した3月決算など好感。アサヒGHD<2502>(東証プライム)は第1四半期決算が好感され一気に堅調相場に浮上。東洋水産<2875>(東証プライム)は正午過ぎに自社株買いも発表し急伸。13時に3月決算と自社株買いを発表のタムラ製<6768>(東証プライム)は一段高。日本高周波鋼<5476>(東証スタンダード)は大同特鋼<5471>(東証プライム)の傘下入り発表で一段高。15時発表のシンデン・ハイ<3131>(東証スタンダード)は急伸。テックファームHD<3625>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され善波から断続的にストップ高。yutori<5892>(東証グロース)は一段高となりストップ高まで上げ月次売上高の大幅増など好感。ispace<9348>(東証グロース)は月面着陸機の6月6日着陸に向けて期待高揚とされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して21億5238万株(前引けは9億8964万株)、売買代金は4兆8543億円(同2兆2741億円)。東証プライム1634銘柄のうち、値上がり銘柄数は1116(前引けは864)銘柄、値下がりは476(同300)銘柄。

 東証33業種別指数は25業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、倉庫運輸、証券商品先物、海運、鉱業、機械、金属製品、保険、銀行、非鉄金属、ゴム製品、輸送用機器、空運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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