【株式市場】日経平均は278円高、後場トランプ関税の中国発動を受け値を消すが反発

◆日経平均は3万8798円37銭(278円28銭高)、TOPIXは2738.02ポイント(17.63ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加して21億4669万株

 2月4日(火)後場の東京株式市場は、昼12時半に四半期決算を発表した三井物産<8031>(東証プライム)が値を消し、13時に発表した住友商事<8053>(東証プライム)は上げ幅を拡げるなど、平均株価としては方向感をつかみづらい展開になり、日経平均は前引けより150円ほど値を消してもみあった。14時過ぎにトランプ関税が中国に予定通り発動と伝えられると一段値を消して一進一退となったが、大引けは278円高で反発した。住友電工<5802>(東証プライム)は15時の四半期決算発表後に一段と上げた。

 後場は、SANKYO<6417>(東証プライム)が一段高となって始まり午前11時半に発表した四半期決算と増配など好感。安田倉庫<9324>(東証プライム)は15時発表の四半期決算など受け急動意一段高。オーナンバ<5816>(東証スタンダード)は新たな配当性向の前倒し実施と大幅増配など好感され終日買い気配のまま大引けでストップ高。AIフュージョン<254A>(東証スタンダード)は暗号資産新事業への進出が連日好感され一段高のストップ高。Unipos<6550>(東証グロース)は三井住友信託銀行との業務提携を発表後に午前10時過ぎから一段高となり後場も一段と上げて活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して21億4669万株(前引けは9億9988万株)、売買代金は4兆8961億円(同2兆2461億円)。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は858(前引けは1298)銘柄、値下がり銘柄数は721(同307)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、繊維製品、電気機器、輸送用機器、その他製品、サービス、機械、保険、ゴム製品、情報通信、銀行、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る