ケンコーマヨネーズの第3四半期連結業績(10月から12月)の連結業績は増収増益

■原料調達コストや生産効率の改善等が進む

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の第3四半期連結業績(10月から12月)の連結業績は、増収増益となった。

 9日に発表された、今18年3月期第3四半期連結累計業績は、売上高558億85百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益34億05百万円(同3.5%減)、経常利益34億44百万円(同3.2%減)、純利益23億93百万円(同5.1%減)と増収減益であった。

 ところが、11月9日に発表された第2四半期連結累計業績は、営業利益13.1%減、経常利益12.3%減、純利益11.9%減となっていた。第3四半期連結累計業績との減益幅を比較すると、縮小していることから分かるように、第3四半期(10月から12月)の連結業績は増益となっている。

 具体定期な数値は、今期第3四半期連結業績(10月から12月)は、売上高188億64百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益12億53百万円(同19.2%増)、経常利益12億60百万円(同17.9%増)、純利益9億04百万円(同8.8%増)と増収増益。

 今期第3四半期連結累計業績が増収ながら減益となっているのは、17年8月の北海道における台風被害により、馬鈴薯をはじめとした原料に起因するコスト上昇要因によるもの。しかし、17年秋に収穫された北海道産新芋の使用が始まり、原料調達コストや生産効率の改善等が進んできていることから、今期第3四半期(10月から12月)で増益となった。

 しかし、売上高については、前回予想を下回る見込みであることから、9日に売上高の下方修正を発表した。利益面は前回発表通りとしている。

 ちなみに、今期18年3月期通期連結業績予想の売上高は、前回予想を23億円下回る727億円(前期比2.7%)に下方修正した。しかし、利益面については、前回発表通りの、営業利益40億80百万円(同2.3%増)、経常利益41億円(同2.1%増)、純利益28億70百万円(同0.1%増)を据え置いている。今期も最高益更新を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る