【株式市場】米金利上昇など受け日経平均は時間とともに下げ幅を広げ4日ぶりに反落

株式

◆日経平均の終値は2万2068円24銭(321円62銭安)、TOPIXは1768.24ポイント(22.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億4229万株

 28日後場の東京株式市場は、中国の2月PMI(製造業購買担当者景気指数)がさえず、米国の夜間取引で株価指数の先物が下げているとされ、日経平均は前引け値(80円81銭安の2万2309円05銭)を100円近く下回ってスタートした。ソニー<6758>(東1)は大引け間際まで高かったが上値を追えず、日経平均は時間とともに下げ幅を広げて大引けにかけて321円62銭安(2万2068円24銭)まで下げ、そのまま安値引けとなり4日ぶりに反落した。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均はそろって高い。

 後場は、ワイヤレスゲート<9419>(東1)が「5G」(第5世代移動通信システム)関連株との位置づけで一段ジリ高となり、サイバーコム<3852>(東1)はストップ高。アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)は教科書のデジタル化関連株とされて再び急伸。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)はゲームソフトの中でも低価格販売が多いダウンロード専売タイトル向けにミドルウェアを導入しやすい新料金プランを開始したとの発表などが材料視されて後場一段高。ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>(JQS)は株式8分割と業績見通しの増額などが好感されてストップ高。

 28日、新規上場となったジェイテックコーポレーション<3446>(東マ・売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値で上げる場合の本日上限価格の5180円の買い気配(公開価格2250円の2.3倍)。

 東証1部の出来高概算は15億4229万株(前引けは6億3899万株)、売買代金は2兆9369億円(同1兆1658億円)。1部上場2067銘柄のうち、値上がり銘柄数は679(同1186銘柄)、値下がり銘柄数は1326(同780)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がりした業種は、精密機器、空運、のみだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る