寿スピリッツ:世界初、タデアイ(藍)に新規フラボノイドを発見

■抗コレステロール薬「ロバスタチン」と同レベル~コレステロール低減効果に期待

 寿スピリッツ<2222>(東1)傘下の寿製菓は2013年から、島根大学生物資源科学部横田一成教授とタデアイ(藍)の機能性について共同研究を行っているが、世界で初めてタデアイ(藍)に新規フラボノイド発見など研究成果を薬学分野の学術誌に発表した。

 同社は、論文内容を要約し、「1)藍葉の11種類のフラボノイド構造を確認、2)藍葉の主要なフラボノイドは新規配糖体であることを明らかにした。3)新規フラボノイドはコレステロールの生合成に重要な酵素(HMG--CoA還元酵素)を阻害することを明らかにした。4)新規フラボノイドはコレステロール生合成のコントロールに有用な可能性が示唆されました。」という。

 これまでの共同研究成果で、「藍の抗酸化性」は他の野菜類に比べ高い抗酸化性を持つのはポリフェノールによるものであることを、第61回日本食品科学工学会大会で発表した。また、藍で初めて抗インフルエンザ作用を示すとされるケルセチン-3-O-グルクロニドを確認(13年)、ポリフェノール類の分析結果を天然物化学の学術誌に発表している。

寿スピリッツ:世界初、タデアイ(藍)に新規フラボノイドを発見
藍の抗酸化力(第61回日本食品科学工学会大会で発表)
ビルベリーとブルーベリーのORAC値はGoran Kolevski,Snezana Ivic-Kolevska,Journal of Hygienic Engineering and Design,Vol.1,pp.271-274(2012)からの引用


【論文の注目点】
 今回の発表のポイントは、藍の葉に多く含まれているポリフェノールの「11種類のフラボノイド」の構造を明らかにし、そのうち3つの物質が新規発見物質、4つが既知物質であるが藍にも含まれていることを初めて発見、さらに藍の主要5フラボノイドがコレステロール合成の鍵酵素である3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル(HMG)-CoA還元酵素の阻害活性があり、その阻害活性のレベルは、抗コレステロール薬「ロバスタチン」とほぼ同等という点が注目される。

■アンチエイジング飲料「藍の青汁」販売に強い支援材料!
 同社はこうした研究成果を踏まえ、100%子会社「純藍株式会社」(本社:東京都港区、代表者:河越誠剛寿スピリッツ社長)を昨年9月に設立し、「タデ藍」を使用した機能性食品「藍の青汁」を開発、50代から70代の女性向けに、「アンチエイジング機能」や「整腸機能」をプラスし、野菜不足を補うアンチエイジング飲料として販売を開始している。
 今回の発表で、藍がコレステロールの低減が期待されることが明らかになり、同社製品「藍の青汁」はアンチエイジング飲料として、販売面でも大きな支援材料となろう。

寿スピリッツ:世界初、タデアイ(藍)に新規フラボノイドを発見

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る