稲葉製作所は今期第2四半期と通期連結業績予想の下方修正を発表

■減収に加え、材料・電力・燃料価格の高騰、更に、富岡第2倉庫稼働の追加費用計上もあり大幅減益を見込む

 稲葉製作所<3421>(東1)は今期第2四半期と通期連結業績予想の下方修正を発表した。

 鋼製物置事業において、小型製品、一般製品の販売低迷、オフィス家具事業は、前年同期の大口受注の反動の影響、OEM先への販売不振が重なったことから計画を下回る見込みとなった。

 利益面については、減収に加え、材料価格の高騰による材料費の増加、電力価格・燃料価格の高騰によるエネルギー関連費用の増加、更に、富岡第2倉庫の稼働に関する追加費用の計上等により、大幅減益を見込む。

 その結果、今期18年7月期第2四半期連結業績予想の売上高は、前回予想を8億66百万円下回る146億34百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は3億69百万円下回る△3億19百万円(前年同期95百万円)、経常利益は3億53百万円下回る△1億98百万円(同1億88百万円)、純利益は2億40百万円下回る△1億80百万円(同1億03百万円)と減収大幅減益で、赤字決算となる見込み。

 第2四半期の大幅な下方修正に伴い、通期も下方修正となった。

 今期18年7月期通期連結業績予想は、売上高は前回予想を12億円下回る316億円(前期比0.16%増)、営業利益は4億90百万円下回る10百万円(前期6億78百万円)、経常利益は5億10百万円下回る2億50百万円(前期比71.9%減)、純利益は3億45百万円下回る55百万円(同90.4%減)と増収ながら大幅減益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る