久世は恒例の展示会「FOOD SERVICE SOLUTION 2015」を開催

■来場者数は目標としていた4300名を越える

外食向け食品卸の久世<2708>(JQS)は、3月10日(火)、11日(水)の2日間「メニューを磨く」というテーマで恒例の展示会「FOOD SERVICE SOLUTION 2015」を開催した。

展示会場は、池袋サンシャインビル2階の文化会館。今回のテーマである「メニューを磨く」にふさわしく、食品業界を代表する201社が参加し、各社自信の4,575アイテムが紹介されていた。更に、それぞれの商品を使ったメニューを提案するとともに、来場者向けの試食用に小分けした料理を並べ、味わってもらい、コーナーの担当者に直接質問できる形式となっていた。

2020年の東京オリンピックが決定し、2014年の海外からの訪日者数は1341万4000人と過去最高であったように、飲食業界にとっては売上拡大のチャンスであるが、一方で、海外の訪日者に向けた対策が必要な状況となっている。中でも、食習慣が異なるイスラム教徒への対応への問い合わせが増えていることから、展示会場ではハラルコーナーを設けていた。

イスラムの教えのもとでは、豚肉を食べることは禁じられている。肉の他にも、パン、調味料、ヌードルなどにおいても加工や調理に関して、一定の作法が求められる。この作法に基づいて処理された食品がハラルとされる。そのため、同社では、展示会の前にセミナーを開催するなど、ハラルに関する対応に万全を期していた。

日本を代表する食品メーカーが多数参加し、豊富な食材を展示すると共に、様々なメニューが紹介されることから年々来場者数は増加している。今回の展示会では、目標としていた4300名を越えて、大盛況であった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る