ブライトパス・バイオが大幅続伸、理化学研究所とのNKT細胞療法開発を好感

株式市場 銘柄

■共同研究契約を締結と発表し注目集まる

 ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は30日、続伸基調で始まり、取引開始後に7%高の846円(59円高)まで上げて出直りを強めている。29日の取引終了後、「理化学研究所とiPS細胞由来NKT細胞療法に関する共同研究契約を締結」と発表し、注目されている。

 発表によると、NKT細胞は、がん細胞を直接殺傷する能力をもつと同時に、他の免疫細胞を活性化させるアジュバント作用をもつ免疫細胞で、活性化すると、多様なサイトカインを産生し、自然免疫系に属するNK細胞の活性化と樹状細胞の成熟化を促す。成熟した樹状細胞は、更に獲得免疫系に属するキラーT細胞を増殖・活性化させることで、相乗的に抗腫瘍効果が高まる。また、自然免疫系を同時に活性化させることで、T細胞では殺傷できないMHC陰性のがん細胞に対しても殺傷能を持つことは、本剤のユニークな特徴の一つになる。(HC)

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