ソラストの18年3月期は増収増益、売上・営業利益ともに過去最高を更新

■前期配当を1円増額し、今期は3円増配へ

 ソラスト<6197>(東1)
は9日、18年3月期連結業績を発表した。

 発表によると、業績は売上高及び営業利益ともに過去最高を更新した。売上高は、医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移し、前期比13.6%増の743億29百万円だった。営業利益も医療関連受託事業の生産性改善に伴い同14.6%増の41億88百万円となった。経常利益は同14.8%増の41億64百万円、純利益は同9.6%増の27億10百万円だった。

 各事業を見ると、医療関連受託事業では、生産性とクオリティーの改善のためのトレーニングを500名超のリーダー層を対象に毎月実施。業務プロ セスの改善が生産性の向上につながり、利益率が上昇した。売上高は同5.5%増の536億01百万円、営業利益は同13.1%増の56億01百万円となった。

 介護・保育事業では、17年10月末にベストケア、同年11月末に日本ケアリンクを子会社化したことで、介護事業の規模は一気に拡大した。保育事業は、認証保育所を認可保育所に移行し園児数の増加を図っているとしており、今後の収益増加を見込んでいる。売上高は同45.0%増の200億95百万円、営業利益はM&Aの一時費用を吸収し、同18.3%増の10億46百万円となった。

 19年3月期の業績見通しは、売上高は介護・保育事業の大型M&Aの年間貢献により836億30百万円(前期比12.5%増)、営業利益は介護・保育事業の大型M&Aのシナジー実現や医療関連受託事業の生産性改善により47億43百万円(同13.2%増)としている。

 なお、同時に配当予想を修正。前期の期末配当予想を前回予想比1円増額し、1株当たり24円に、今期も前期比3円増の48円に増配するとした。

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