富士ソフトサービスビューロの18年3月期は大幅増益、官公庁向け案件が拡大

■コールセンターサービス・BPOサービス分野ともに好調

 富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は9日、18年3月期業績(非連結)を発表した。

 売上高が前期比17.5%増の100億38百万円、営業利益が同61.5%増の4億36百万円、経常利益が同55.7%増の4億42百万円、純利益が同48.5%増の3億11百万円を達成した。

 売上高は、コールセンターサービス分野、BPOサービス分野ともに官公庁向けの案件が拡大した。利益面は、売上高の拡大に加え、官公庁関連のスポット案件が貢献したこと、効率的な業務運営等により、好調に推移し、第4四半期累計期間において、19年3月期に向けたIT機器や什器備品等のインフラ投資を行った。

 サービス別に見ると、コールセンターサービス分野の売上高は49億17百万円(前期比16.5%増)となった。国民健康保険中央会から新規受託したITヘルプデスク業務が、18年3月期4月からスタートしたこと、既存の日本年金機構向け年金相談業務における業務拡大等により、引き続き好調に推移した。

 BPOサービス分野の売上高は、51億20百万円(同18.4%増)となった。日本年金機構向け年金事務業務の伸張を中心に、スポット業務の受託等、官公庁向けの案件が引き続き好調に推移した。
 
 2019年3月期業績予想は、売上高が110億円(前期比9.6%増)、営業利益が4億40百万円(同0.8%増)、経常利益が4億40百万円(同0.6%減)、純利益が3億19百万円(同2.5%増)としている。

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