【株式市場】好業績株や材料株が個別に買われ日経平均は朝方の234円安から回復傾向

株式

◆日経平均は2万2221円33銭(116円82銭安)、TOPIXは1720.13ポイント(8.14ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億8115万株

 26日(火)前場の東京株式市場は、米中貿易摩擦を受けてNYダウが一段安のため、好業績株や材料株を個別に選別買いする相場になった。高島屋<8233>(東1)が第1四半期決算などを手掛かりに高くなり、マルハニチロ<1333>(東1)は最高益更新基調に加え、中国から米国向けの輸出が制限される場合に漁夫の利との見方で急反発。
日経平均は9時半頃の234円03銭安(2万2104円12銭)を下値に回復し、前引けは176円82銭安(2万2221円33銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 京浜急行電鉄<9006>(東1)が朝安のあと切り返し、株主優待の拡充が好感され、メルカリ<4385>(東マ)も朝安のあと切り返し高い。高見沢サイバネティックス<6424>(JQS)は今期の大幅増益見通しなどへの評価が衰えず6日続伸。

 東証1部に直接新規上場の国際紙パルプ商事<9274>(東1・売買単位100株)は買い気配で始まり、9時56分に公開価格344円を30.8%上回る450円で初値が付き、その後470円まで上昇。前引けは372円。

 東証1部の出来高概算は6億8115万株。売買代金は1兆1195億円。1部上場2092銘柄のうち、値上がり銘柄数は638銘柄、値下がり銘柄数は1356銘柄となった。(HC)

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