【株式市場】日銀の金融政策を受け日経平均は一時急伸し反発するがTOPIXは軟調

株式

◆日経平均の終値は2万2553円72銭(8円88銭高)、TOPIXは1753.29ポイント(14.86ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億7243万株

チャート3 31日後場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(30~31日)の結果が待たれる中で始まり、第1四半期決算を昼前に発表した川崎汽船<9107>(東1)が取引開始直後から一段高となり、13時に発表した神鋼商事<8075>(東1)も一段高となった。日経平均は90円安前後で始まったが、13時過ぎ、日銀の金融政策について、ゼロ金利政策などを維持する中でETF買いはTOPIX(東証株価指数)型への配分を拡大、などと伝わると急伸して133円22銭高(2万2678円06銭)まで上げた。その後は、銀行株の下げが目立つため様子見気分もあり、日経平均の終値は小反発の8円88銭高(2万2553円72銭高)となった。東証マザーズ指数も高い。一方、TOPIXや東証2部指数、日経JQ平均は安い。

 後場は、第1四半期決算を13時に発表した神鋼商事<8075>(東1)が活況高となり、14時30分に発表したジーエルサイエンス<7705>(東2)テクノクオーツ<5217>(JQS)は急伸。7月下旬に新規上場となったエクスモーション<4394>(東マ)アクリート<4395>(東マ)は一段高。

 東証1部の出来高概算は19億7243万株(前引けは6億9827万株)。売買代金は3兆2636億円(同1兆1783億円)。1部上場2103銘柄のうち、値上がり銘柄数は613(同434)銘柄、値下がり銘柄数は1436(同1607)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は8業種(前引けは3種)にとどまり、値上がり率上位の業種は、海運、ゴム製品、鉱業、倉庫・運輸、ガラス・土石、などとなった。(HC)

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