【話題株】コロナは北海道でストーブ不足との報道が注目されバリュー株として注目する様子も

話題株

■PBRは0.5倍前後、全体相場が大きく水準訂正すると割安株の出番との見方が

 コロナ<5909>(東1)は19日、続伸基調を続けて出直り幅を広げ、11時を過ぎては1282円(17円高)と戻り高値を更新している。東日本、北日本などでは石油ストーブのイメージが強いとされる暖房機器メーカーで、「余震も停電もまだある北海道、9月から使用するストーブが不足」(ライブドアニュース9月17日10時0分配信より)などと伝えられたことが材料視されたとの見方が出ている。

 また、同社はエアコンも製造。今年の夏は全国的に猛暑日が多かったため、業績押上げ要因になると期待する様子もある。今期の業績は全体に増収減益の見込みだが、株価を見ると9月以降はラウンドボトム(丸型の底打ち波動)を形成して出直り始めており、業績面は消化し終えたとみて差し支えないようだ。

 18、19日は日経平均の上げ幅が各々300円を超えて大幅続伸し、5ヵ月近く続いた2万3000円どころの上値抵抗線を突破。もみ合い離脱型の新たな上昇相場に移行した。コロナの株価は指標面でPERが18倍前後、PBRは0.5倍前後。全体相場が大きく水準訂正するケースでは、全体に遅れて動き出す形で「バリュー株」が動意を強めることがあるとされ、同社株のような低PBRの銘柄はバリュー株の代表格とされている。この冬、どのような相場になるか注目されている。(HC)

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