上場2日目の極東産機は割高感が希薄でストップ高

株式市場 IPO 鐘

■鈴茂器工の12.3倍前後に対しまだ14倍台

 極東産機<6233>(JQS・売買単位100株)は10月1日、前場から買い気配のまま大引けまでストップ高の854円(150円高)に張り付いて推移し、高値を更新した。

 自動壁紙糊付機をはじめとしたインテリア内装施工機器・工具等を製造販売するインテリア事業部門と、畳製造装置等を製造販売する畳事業部門で構成する「プロフェッショナルセグメント」(売上構成比約75%)、畳替え工事等の仲介やソーラー発電システムの設置工事等を行う「コンシューマセグメント」などで事業を展開し、公開価格は405円、初値は696円だった。

 会社発表の2018年9月期の業績見通しは、売上高が90.40億円(前年同期比1.7%増)、営業利益が4.20億円(前年同期比2.7%減)、当期純利益は2.43億円(前年同期比0.4%減)、1株利益は57円35銭。年間配当は10円(前期実績は5円)を予定。参考銘柄としては、鈴茂器工(6405)が挙げられている。

 ストップ高でのPERは14.9倍になり、鈴茂器工の12.3倍前後からみて、まだそれほど割高感はないとの見方がある。(HC)

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