マルマエは9月の月次受注残高を発表

■半導体分野の受注残高は6億06百万円(前年同月比6.9%増)

 マルマエ<6264>(東2)は19日、9月の月次受注残高を発表した。

 9月の半導体分野の受注残高は6億06百万円(前年同月比6.9%増)、FPD分野は1億47百万円(同43.0%減)、その他分野22百万円(同293.9%増)となり、全体では7億76百万円(同6.6%減)となった。

■一部デバイスメーカーのDRAM向け投資が先送りだが、別メーカーの3D NAND向け投資は拡大

 今後の見通しは、半導体分野では、一部デバイスメーカーのDRAM向け投資が先送りされながらも、別メーカーの3D NAND向け投資は拡大しているほか、10月からロジック向けの設備投資が再拡大し始めている。しかしながら、同社の生産力は出水事業所稼働に伴い大きく向上していることから、数ヶ月間は生産量の伸びに対する受注量が不足することで受注残は低下傾向となる可能性がある。このような環境下、新規受注につながる試作品の引き合いも多く、品種拡大に注力することで受注拡大を図る。

■中小型パネル向けは停滞しながらも大型液晶パネル向けは順調に推移

 FPD分野では、中小型パネル向けは停滞しながらも大型液晶パネル向けは順調に推移していることから、大型パネル向けに受注品種を転換していく方針だが、受注が切り替わる数ヶ月間の受注残については停滞傾向となる見通し。

 その他分野は、同社生産キャパの空きを活用し、スマートフォン向けの装置部品に若干の伸びが見込まれることと、太陽電池向けの引き合いを受けており、量産品受注に向けた営業活動を行っていく方針です。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る