AMBITIONにとって改正出入国管理法は追い風

■外国籍客の累計契約数が直近で1,700件を超え、2015年時点からは3倍超に急増

 AMBITION<3300>(東マ)にとって、先日、国会で改正出入国管理法が賛成多数で可決されたが、同社にとっては追い風となる。

 改正出入国管理法は、深刻な人手不足に対応するため、2つの在留資格を新設して外国人労働者の受け入れを拡大し、受け入れ数を5年間で最大34万人と想定している。

 同社は、東京23区中心の不動産コミュニティーデベロッパーで、デザイナーズマンションサブリースのプロパティマネジメント事業、新築投資用デザイナーズマンション開発・販売のインベスト事業(17年10月ヴェリタス・インベストメントを子会社化)を主力として、賃貸仲介、少額短期保険、民泊などの不動産関連事業も展開している。

 ところが、現在、同社が抱える約1万7,000戸の管理物件に占める外国籍の客の割合は7%以上に増加しており、外国籍客の累計契約数が直近で1,700件を超え、2015年時点からは3倍超に急増している。そのため、同社にとって改正入管法の成立は追い風であり、今回の法改正を大きなチャンスと捉え、外国人労働者や留学生に対して住まいの提供やサービス拡充をこれまで以上に重点的に行うとしている。

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