ギフトは反発の動き、横浜家系ラーメンを主力にラーメン店を展開

株式市場 銘柄

 ギフト<9279>(東マ)は横浜家系ラーメンを主力にラーメン店を展開している。18年10月期は新規出店効果などで大幅増収増益だった。19年10月期も増収増益予想、そして増配予想である。また株主優待制度を新設する。株価は12月7日高値から一旦反落したが、反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、上値を試す場面がありそうだ。

■横浜家系ラーメンを主力にラーメン店を展開

 18年10月東証マザーズに新規上場した。横浜家系ラーメンを主力にラーメン店を展開している。18年10月末時点の店舗数は直営店58店舗(国内56店舗、海外2店舗)、直営店事業の業務委託店6店舗、プロデュース店351店舗(国内345店舗、海外6店舗)、合計415店舗である。

 ラーメン業態の拡張などで中期的に国内1000店舗を目指している。18年11月にはトップアンドフレーバーを子会社化した。

■18年10月期大幅増収増益、19年10月期増収増益・増配予想

 18年10月期連結業績は、売上高が17年10月期比24.2%増の69億71百万円、営業利益が23.7%増の7億75百万円、経常利益が22.0%増の7億77百万円、純利益が2.1倍の4億55百万円だった。新規出店(17年10月期末比28店舗増加)効果に加えて、国内直営既存店売上も102.4%と好調に推移し、計画を上回る大幅増収増益だった。配当は年間18円(期末一括)とした。

 19年10月期連結業績予想は、売上高が18年10月期比23.8%増の86億30百万円、営業利益が11.5%増の8億65百万円、経常利益が11.8%増の8億70百万円、純利益が9.7%増の5億円としている。積極的な出店戦略で増収増益予想である。期末店舗数は41店舗増加の456店舗としている。配当予想は2円増配の年間20円(期末一括)としている。また毎年4月末および10月末時点の株主を対象として、株主優待制度(お食事優待券)を新設する。

 直営店売上速報によると18年11月は全店141.6%、既存店101.3%と好調だった。19年10月期も収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は12月7日高値3875から反落したが、2800円台から反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、調整一巡して上値を試す場面がありそうだ。12月21日の終値は3215円、今期予想連結PERは約31倍、時価総額は約157億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る