北興化学は業績予想の増額修正が注目されストップ高買い気配

株式市場 銘柄

■高利益品目へのシフトや原価低減・経費節減など奏功

 北興化学工業<4992>(東1)は1月4日、買い気配のままストップ高の516円(80円高)に張り付き、11時にかけてまだ売買が成立していない。12月38日に2018年11月期連結決算の利益予想を増額修正し、純利益は従来予想を40%引き上げて29.4億円の見込み(前期比では47.8%増加)などとし、注目が集中した。

 売上高は、農薬事業の国内販売の減少などにより従来予想を1%減額した。だが、利益面では、ファインケミカル事業での高利益品目へのシフトや製造原価の低減、全般的な販売費及び一般管理費の節減などにより、予想を上回る見込みとなった。経常利益と純利益は、海外企業からの受取配当金もあり予想を大幅に上回る見込みとなった。増額後の予想1株利益は108円56銭。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る