【株式市場】前場の日経平均は182円安、関税への不透明感などで材料株などを個別に物色

◆日経平均は3万9628円41銭(182円47銭安)、TOPIXは2815.36ポイント(12.59ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億3162万株

 7月7日(月)前場の東京株式市場は、トランプ米大統領が「関税率を通知する書簡を7日に12か国へ送付」と伝えられ、不透明感が漂う中で自動車株が全般軟調となり、このところ活況高だった半導体関連株もディスコ<6146>(東証プライム)など一部を除いて軟調となった。日経平均は朝寄り後に小高い場面があったがほどなく軟化したまま一時271円安(3万8539円)まで下押して前引けも安かった。

 良品計画<7453>(東証プライム)が約1週間ぶりに実質的な上場来の高値を更新しSMBC日興証券による目標株価の引き上げなど好感。王子HD<3861>(東証プライム)は4年ぶりの高値に進み値上げなど注目されている様子。日本ヒューム<5262>(東証プライム)は急激に出直り、このところ鎌倉や大阪市など水道管の老朽化による水害多発を受けて材料株妙味再燃。ワイヤレスゲート<9419>(東証プライム)はPhilips製マウスの国内正規展開開始など期待材料視され急伸。マックハウス<7603>(東証スタンダード)は暗号資産事業での展開など材料視され急激に出直りストップ高。レナサイエンス<4889>(東証グロース)は臨床試験に関する発表など好感されて一段と上げ一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3162万株、売買代金は1兆6892億円。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は745銘柄、値下がり銘柄数は827銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、小売り、サービス、パルプ紙、陸運、空運、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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