Eストアーが8日朝の立会外取引で自己株式38万7200株を取得

■発行済株式総数の約8%、株主還元の充実とともに資本効率の向上など図る

Eストアー<4304>(JQS)は3月8日、東証の自己株式立会外買い付け取引「ToSTNeT-3」を通じて自己株式(普通株式)38万7200株を同日の朝に取得したと発表した。株主還元を充実させるとともに、資本効率の向上を図り、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすることが目的。

 7日の取引終了後、42万株(自己株式を除く発行済株式総数の8.14%)を上限に、7日の終値837円で「ToSTNeT-3」への委託により自己株式の取得(自社株買い)を行うと発表していた。

 なお、同社は2018年8月に株主還元の拡充などを目的として自己株式の消却を発表し、消却前の発行済株式総数の50.02%もの割合に相当する約517万株の普通株式を8月31日付で消却した。これにより、相対的に大株主の保有比率が増えた形になっていた。このため、市場では、大株主の一角がいくつかの自主ルールに合致するように保有割合の調整をめざし、今回の会社側の自社株買いに応じた可能性があるとの見方が出ていた。(HC)

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