【株式市場】日経平均は15年ぶり高値に迫りサンバイオが新規上場

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万9723円42銭(82円88銭高)、TOPIXは1584.05ポイント(5.50ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億3957万株

チャート15 8前場の東京株式市場は、月初に発表された日銀短観が市場予想を下回ったため日銀の金融政策会合(7~8日)での追加緩和に期待があり、朝方は株価指数先物が先行する形で日経平均が一時133円13銭高(1万9773円67銭)まで上げ、3月23日につけた2000年4月以来の高値(1万9778円60銭)に迫った。ただ、円高のためかトヨタ自動車<7203>(東1)が朝方を除いて軟調など、輸出関連株には重い銘柄があった。東証2部指数、日経JASDAQ平均は高値を更新した。

 2月決算が好調だった高島屋<8233>(東1)は朝方軟調だったが次第に回復して堅調となり、科研製薬<4521>(東1)はモルガンスタンレーMUFG証券が新規注目銘柄に採用し目標株価5900円と伝えられて高値を更新。黒田電気<7517>(東1)が7日付けの大量保有報告書で旧・村上ファンドの村上世彰氏の買い付けが判明と伝えられて一時ストップ高となった。

 本日新規上場のサンバイオ<4592>(東マ、売買単位100株)は「再生細胞医薬品」の研究開発企業で、9時21分に公開価格2000円に対し14.5%安の1710円で初値がつき、高値は1930円、前引けは1796円となった。

 東証1部の出来高概算は11億3957万株、売買代金は1兆2139億円。1部上場1878銘柄のうち、値上がり銘柄数は1286銘柄、値下がり銘柄数は466銘柄となっている。

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