【株式市場】日経平均は799円高、米株高や国内金利の低下など好感、終値での最高値を3日ぶりに更新

◆日経平均は4万1580円17銭(799円47銭高)、TOPIXは2895.55ポイント(27.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億997万株

 7月9日(火)後場の東京株式市場は、国内長期金利の低下が好感された上、米国の夜間取引で株価指数先物が一段高とされ、レーザーテック<6920>(東証プライム)が14時頃にかけて一段高など半導体関連株が一段と上げ、ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)、太陽誘電<6976>(東証プライム)なども一段ジリ高となった。銀行株や不動産株は軟調だが小安い程度。日経平均は一段と上げて始まり、14時過ぎに988円65銭高(4万1769円35銭)まで上げ、取引時間中の最高値を3日連続更新し、終値での最高値を3日ぶりに更新した。

 後場は、レゾナックHD<4004>(東証プライム)が一段と上げ、日米企業10社での次世代半導体パッケージ共同展開を好感。ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)も一段と上げ5月決算と今期予想を好感。フジクラ<5803>(東証プライム)も一段と上げ銅相場の1か月ぶり1万ドル回復や米国の類似業態企業の好決算など好感。リベルタ<4935>(東証スタンダード)は最新の涼感グッズや素材がテレビなどで相次ぎ紹介されたと前場ストップ高で値がついたまま後場は大引けまで買い気配。ホテル、ニューグランド<9720>(東証スタンダード)は安く始まったが切り返して後場一段と上げ、業績予想の増額修正が好感され一段高。EduLab<4427>(東証グロース)は小中学生の「全国学力テスト」のオンライン化構想が買い材料とされ前場ストップ高となったまま大引けまで買い気配。アスカネット<2438>(東証グロース)も大幅高で値が付いた後買い気配のまま大引けまでストップ高となり「事業計画及び成長可能性に関する事項」に注目集まり工業紙による空中結像事業の報道も上乗せ。

 東証プライム市場の出来高概算は17億997万株(前引けは8億3522万株)、売買代金は4兆4726億円(同2兆572億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1098(前引けは990)銘柄、値下がり銘柄数は472(同590)銘柄。

 東証33業種別指数は24業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電気機器、非鉄金属、精密機器、情報通信、化学、保険、その他製品、金属製品、医薬品、繊維製品、ガラス土石、サービス、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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