トヨタ自動車は「光センサーを活用した土壌診断・改良」も注目されジリ高傾向

株式市場 銘柄

■自動車事業のノウハウをスマート農業に活用、今回は的確な土づくりを実証

トヨタ自動車<7203>(東1)は3月26日の後場もジリ高傾向を続け、14時前に6743円(133円高)まで上げて昨25日の143円安を9割以上回復した。3月期末の配当・優待の権利付き最終日(買付期限)である上、26日付で「光センサーを活用した土壌診断・改良提案サービスの事業実証を開始」(同社HP「ニュースルーム」より)と発表。注目されている。

 発表によると、同社は26日より、農地における土壌成分の調査において、土壌に含まれる成分をリアルタイムに見える化し、そのデータを活用した土壌診断と改良提案を行う支援サービスの事業実証を開始する。農地内の土壌成分のバラツキを迅速に把握し、ムダ無く堆肥等の土壌改良剤を投入して的確な土づくりを行うことで、作物の生産性向上や環境負荷低減への貢献を目指す。

 同社は、持続可能な社会の実現に向けて、自動車事業で培った様々なノウハウを農業分野に活用する取り組みを進めている。2014年以降、「トヨタ生産方式」を応用したIoTソリューションサービス「豊作計画」を通じ、農業作業の効率化等に取り組んできた。17年からは、東京農工大学・澁澤栄教授と共同で、データに基づいた栽培管理を行うスマート農業技術である「リアルタイム土壌センシング」技術に関する研究・開発に着手。18年11月にかけて、愛知県新城市の水田で同技術の有効性を検証してきた。今回は、東海物産と共同で、三重県の稲作農家の水田において、同技術を軸とした本サービスの事業成立性の検証を開始する。本検証は19年12月までを予定している。(HC)

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