パイプドHDのグループ企業、パイプドビッツは「来店前注文システムソリューション」を開発

■LINEから手軽に来店前注文ができ、事前のキャッシュレス決済で業務を効率化

 パイプドHD<3919>(東1)のグループ企業、パイプドビッツは、LINEから手軽に来店前注文ができ、事前のキャッシュレス決済で接客オペレーション業務を効率化する「来店前注文システムソリューション」を開発し、本日(5月8日)より提供開始した。本ソリューションにより、テイクアウト商品の注文や支払いにかかる手間をなくし、商品を受け取るまでの待ち時間を削減できる。


 近年、共働き世代の増加やライフスタイルの多様化に伴い、調理された惣菜などを購入して自宅で食べる「中食(なかしょく)」をする人が増えている。日本惣菜協会が発表した「2018年版日本惣菜白書」によると、2017年の惣菜市場規模は10兆555億円となり、中食市場は8年連続で拡大している。また、2019年10月より消費税率が10%に引き上げとなり、飲食料品など一部の特定品目を8%に据え置く軽減税率が導入されることから、デリバリーやテイクアウトの需要は今後益々高まると予想される。一方、飲食業界においては、人手不足とそれに伴う人件費の高騰が深刻化しており、中食のビジネスチャンスを掴むことは難しい状況。

 そこでパイプドビッツは、来店前にLINEから事前に注文とキャッシュレス決済を完了させ、商品を受け取るまでの待ち時間および店舗側のオペレーションコストを削減するソリューションを提供する。

 利用率の高いLINEを通じて、手軽にテイクアウト商品の事前注文・決済ができ、接客オペレーション業務を効率化する。利用客は事前に受取希望時間を指定できるため、列に並ばずに出来立ての商品を受け取ることができる。飲食店は店舗専用のアプリを一から構築したり、利用客にインストールさせたりする必要がなく、LINEのトーク内で完結できるため、年代・性別問わず利用を促進でき、早期普及が見込める。

 顧客の基本情報はもちろん、注文履歴や利用頻度、注文時間などをデータベースで一括管理でき、CRM機能を活用して分析することが可能。分析結果を基に、新商品やキャンペーン情報、クーポンなどをLINEやメールからタイムリーに配信でき、より販促効果を高めることができる。

「来店前注文システムソリューション」
URL:https://www.pi-pe.co.jp/solution/pre-order/

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