【株式市場】225先物が米国で重く日経平均は一時287円安となるが好決算株など高い

株式

◆日経平均は2万1334円13銭(268円46銭安)、TOPIXは1548.92ポイント(23.41ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢となり8億6219万株

チャート14

 5月9日(木)前場の東京株式市場は、日経平均が109円安で始まり、その後も下値を探る展開になった。NYダウは小反発したが、米中の関税引き上げ合戦が懸念され、シカゴ商取の日経225先物が8日の日経平均より100円前後安かった。為替も東京市場で円高基調が継続した。3月決算が好調だったアサヒグループHD<2502>(東1)は活況高で始まったが10時頃から軟調に転換。日経平均は11時過ぎに287円52銭安(2万1315円07銭)まで下押し、前引けも268円46銭安(2万1334円13銭)だった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 第3四半期決算が大幅増益となったインテリジェント ウェイブ<4847>(東1)が活況高となり、アスカネット<2438>(東マ)は空中結像プレートの樹脂製の「第1段階の量産化」が注目されて急伸。環境管理センター<4657>(JQS)は中国合弁会社の設立による業容拡大の期待があり強力な資金集団の乱入観測が言われ3日続けてストップ高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり8億6219万株、売買代金は1兆3937億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は258銘柄、値下がり銘柄数は1833銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、情報・通信、1業種のみとなり、値下がり率の小さい業種は、不動産、その他金融、石油・石炭、精密機器、保険、電気機器、などとなった。(HC)

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