AMBITIONの今期第3四半期は、大幅増収増益と好調に推移

■利益面では既に通期予想を上回る

 AMBITION<3300>(東マ)の今期第3四半期は、大幅増収増益と好調に推移し、利益面では既に通期予想を上回っている。好業績が予想されることもあり、今期末配当は8円50銭増配の25円を予想している。

 同社グループは、管理戸数の増加を軸として、入居率の向上及び維持を支える賃貸仲介事業との連携を図ると共に、中古マンション再販事業を展開している。中でも、今期は、特にインベスト事業部の業績が好調に推移している。

 プロパティマネジメント事業は、主に住居用不動産の賃貸借(サブリース)を展開している。管理戸数については10,182戸(前年同期末比1,078戸増)となり、入居率は97.1%となった。 その結果、売上高は101億93百万円(同4.3%増)、セグメント利益(営業利益)は6億87百万円(同7.3%減)と増収ながら減益であった。

 賃貸仲介事業は、都内11拠点及び神奈川県7拠点、埼玉1拠点、千葉1拠点の計20拠点を運営し、賃貸物件の仲介事業を展開している。今期は、企業の人事異動等による一般消費者の賃貸住居の仲介ニーズを捉えた営業活動を行ったが、東京圏内における競争環境は激化していることから、売上高7億21百万円(同9.3%減)、セグメント利益(営業利益)83百万円(同43.1%減)と減収大幅減益となった。

 インベスト事業は、住居用不動産物件の売買及び一般顧客の不動産物件の売買仲介を手掛けている。今期は、363件(同141件増)の物件を売却した。その結果、売上高は125億21百万円(同112.4%増)、セグメント利益(営業利益)は20億66百万円 (同274.0%増)と大幅増収増益となっている。

 その結果、今期19年6月期第3四半期連結業績は、売上高236億07百万円(前年同期比42.6%増)、営業利益18億08百万円(同229.9%増)、経常利益16億83百万円(同261.6%増)、純利益10億28百万円(同282.7%増)と大幅増収増益となった。

 第3四半期で、既に、利益面で通期業績予想を上回っている。

 ちなみに、今期19年6月期連結業績予想は、売上高292億68百万円(前期比25.7%増)、営業利益15億36百万円(同34.6%増)、経常利益13億46百万円(同32.4%増)、純利益8億46百万円(同38.4%増)を見込んでいる。

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