プレミアグループの前3月期は売上高が18%増加し各利益とも最高を更新

■中古車小売店向けの「クレジット」などの複合サービスが好調

 プレミアグループ<7199>(東1)が5月15日に発表した2019年3月期の連結業績(2018年4月~19年3月、IFRS基準)は、連結売上高が106.99億円(前期比18.0%の増加)となり、税引前利益は20.46億円(同3.4%の増加)と、ともに連続して最高を更新した。

■IFRS9号が適用され数字を押し下げる形になったが最高を更新

 主要取引先である中古車小売店向けに「クレジット」「ワランティ」などのサービスを提供し、取扱いが順調に増加。この期から、IFRS第9号が新規適用になり、費用面から前期比での伸びを押し下げる形になったが、取引先とのきめ細かな関係構築を通じて稼働率の向上につとめ、自社ブランド商品である「プライムワランティ」も伸長した。親会社の所有者に帰属する当期利益は13.46億円(同4.1%の増加)となり、やはり最高を更新した。

■今期は複合サービス「MULTI ACTIVE」戦略の効果が一段と顕在化する見通し

 今期・20年3月期の連結業績見通しは、営業収益を125.48億円(19年3月期比17.3%の増加)とし、税引き前利益は22.32億円(同9.1%の増加)とする。動車販売の様々な局面で役立つサービスを複合的に提供し取引接点を拡大させる「MULTI ACTIVE」戦略の効果が一段と顕在化してくる見通し。オートクレジット及びワランティについての需要も拡大傾向が続く見込み。増収にともない、営業費用についても一定の伸長を見込んでいるが、親会社の所有者に帰属する当期利益は14.84億円(同10.3%の増加)とし、1株利益は111円58銭とした。(HC)

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