ファーストコーポレーションの第3四半期は分譲マンションや事業用地の販売が好調に推移し売上高66%増加

(決算速報)

■3カ年中期計画の初年度、12月に通期予想を上方修正し好調継続

 ファーストコーポレーション<1430>(東証スタンダード)の2025年5月期・第3四半期決算(2024年6月~25年2月・累計、連結)は、建設事業が増収減益だったものの受注残高が高水準を続け、不動産事業は分譲マンションや事業用地の販売が好調に推移し、売上高は前年同期比66.3%増の347億68百万円となり、営業利益は同50.5%増の18億85百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同38.7%増の11億99百万円だった。

 25年5月期からの中期経営計画(3カ年計画)「Innovation2024」のもと、その達成に向け、グループ一丸となり取り組んでいる。計画初年度となる25年5月期の連結業績予想については、24年12月に増額修正した。建設事業が完成工事高、完成工事総利益とも順調に推移する見通しで、不動産事業も事業用地の販売が想定を上回って推移していることなどが要因とした。第3四半期決算でも、共同事業による分譲マンションの販売収入が好調だったほか、事業用 地の販売が当初予定を大きく上回るなど総じて好調に推移した。

 今期・25年5月期の連結業績予想は、24年12月に上方修正した予想を継続し、売上高は415億円(前期比45.7%増)、営業利益は25億円(同72.0%増)、親会社株主に帰属する純利益は16億40百万円(同73.6%増)を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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