【株式市場】ファーウエイとの取引停止など影響し日経平均は一時210円安

株式

◆日経平均は2万1107円87銭(175円50銭安)、TOPIXは1537.67ポイント(8.54ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億8108万株

チャート9

 5月23日(木)前場の東京株式市場は、中国ファーウエイ(華為技術)のスマートフォン販売自粛や電子部品の取引を停止する企業に関する報道が拡大し、TDK<6762>(東1)が取引開始後に6%安となるなど、一部の銘柄の下げが目立った。日経平均は103円安で始まった後ジリ安となり、10時40分頃に一時210円65銭安(2万1072円72銭)まで下押した。前引けも175円50銭安(2万1107円87銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 中で、マルハニチロ<1333>(東1)は完全養殖マグロの欧州輸出の過日報道などを材料にジリ高となり、PALTEK<7587>(東2)は総務省の「5G」に関する実証試験に子会社が製品を提供との発表などを受けて一時ストップ高。ファンデリー<3137>(東マ)は連続最高益の見込みや自社工場による差別化拡大への期待などで活況高。石垣食品<2901>(JQS)は最近の夏日続出を受けて麦茶が注目されていると急伸。

 東証1部の出来高概算は5億8108万株、売買代金は1兆4379億円。1部上場2141銘柄のうち、値上がり銘柄数は759銘柄、値下がり銘柄数は1291銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は11業種となり、値上がり率上位の業種は、水産・農林、食料品、陸運、電力・ガス、保険、空運、倉庫・運輸、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る