【銘柄フラッシュ】川上塗料やオーネックスが急伸し関西電力などの電力株も高い

株式市場 銘柄

 6日は、東京電力<9501>(東1)が6日ぶりに反発して2.6%高となり、原発事業を分離して再建するとの報道が好感された。また、関西電力<9503>(東1)は7.6%高、四国電力<9507>(東1)も7.6%高、東北電力<9506>(東1)は4.0%高となり、東京電力との合弁などに期待や思惑がつのった。

 太平洋興発<8835>(東1)はプーチン大統領の来日を前に対ロ経済協力が進めば北海道の土地が活性化もとされて8.4%高となり3日続伸。酒井重工業<6358>(東1)は北米向け道路機械がトランプ次期米国大統領の大規模財政出動の追い風を受けるとされて7.4%高となり連日高値。三井金属<5706>(東1)は5.5%高となり4日続けて年初来の高値を更新し、原油市況の回復とともに国際的な資源価格の回復が強まるとの見方。大紀アルミニウム工業所<5702>(東1)は6.2%高。ジャパンディスプレイ<6740>(東1)は産業革新機構の支援を巡り思惑が衰えず6.4%高で高値更新。

 川上塗料<4616>(東2)は対ロ経済協力の実績がある銘柄とされ再び動意が強まり26.4%高。兵機海運<9362>(東2)はロシア航路に実績とされ24.2%高。クリヤマ<3355>(東2)は運動競技場向けの資材で知られオリンピックの野球・ソフトボール場が材料視されて6.8%高の戻り高値。

 インスペック<6656>(東マ)はAI(人工知能)による病理診断支援ツールが材料視されてストップ高の26.5%高。ジーンテクノサイエンス<4584>(東マ)はJSR、持田製薬との提携が好感されてストップ高の20.3%高。WASHハウス<6537>(東マ)は11月22日上場で11月下旬に投資ファンドによる大量保有が判明とされてから連日上値を追い12.3%高となり高値を更新。

 オーネックス<5987>(JQS)は大型鋼材の焼入れ熱処理の大手で新工場の寄与などに期待があるほか、住宅の瑕疵担保保険や住宅ローン適合証明なども行うため12月19日に新規上場予定の日本モーゲージ(銘柄コード番号7192)の上場人気を先取る期待が言われ23.9%高。アズジェント<4288>(JQS)はイスラエル製の情報セキュリティシステムなどが材料視されてストップ高の19.7%高となった。

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