寿スピリッツの第1四半期売上は前年同期比23.6%増と好調

■国際線ターミナル売店での卸販売強化と史上初となるゴールデンウィーク10連休が追い風となる

寿スピリッツ<2222>(東1)の第1四半期売上は大幅増収と好調に推移している。10日引け後発表された第1四半期売上状況によると、前年同期比23.6%増と大幅な伸長となっている。国際線ターミナル売店での卸販売強化と史上初となるゴールデンウィーク10連休が追い風となった。

全セグメントで2ケタ増収と好調で、その中でも、特にシュクレイは36億25百万円(前年同期比33.4%増)と大幅増収となっている。以下、ケイシイシイ同15.0%増、寿製菓・但馬寿同12.4%増、販売子会社同19.2%増、九十九島グループ同52.4%増、その他同324.0%増となっている。

九十九島グループの大幅増収は、前第1四半期より実施した製造ライン新設に伴い、グループ向け売上が増加したことによる。

また、その他が3ケタ増収となっているのは、前年度より連結対象となったHoney Sucrey Limited(香港)の売上が加わったことによる。

当第1四半期累計期間(4月~6月)の売上高は、首都圏での展開強化及びインバウンド対策として注力している国際線ターミナル売店での卸販売強化などの重点施策が奏功したことに加え、改元に伴い史上初となるゴールデンウィーク10連休の活況も追い風となった。

第1四半期は大幅増収となる見込みだが、通期業績予想については、当初予想を据え置いている。まだ、第1四半期であることから据え置いているものと思われる。

なお、第1四半期の決算発表は、7月29日の予定。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る