【編集長の視点】GMOリサーチは小幅続落も1Q決算発表を前に通期最高純利益更新を見直しネット関連株買い妙味

編集長の視点

GMOリサーチ<3695>(東マ)は、2円安の2527円と3日続落して始まっている。同社株は、今年4月28日に今12月期第1四半期(1Q)決算の発表を予定しており、様子見ムードで売り買いが交錯している。ただ、今12月期通期純利益は、3期ぶりに過去最高を更新すると見込まれており、この1Q決算発表を契機に割り負けネット関連株買いが、再び優勢になる展開も想定される。今年3月に韓国、中国で相次いで業務提携を締結して登録会員(パネル)数が増加、アジア全体の今期計画の2000万パネル(前期実績1380万パネル)達成に向け着実に進展していることも、業績期待を高めており、下値対応妙味を示唆している。

■今期のアジア全体のパネルは1380万人から2000万人へ拡大

同社の今12月期業績は、売り上げ28億6600万円(前期比22.2%増)、営業利益3億200万円(同23.3%増)、経常利益3億100万円(同29.7%増)、純利益1億8100万円(同41.4%増)と連続の2ケタ増収増益が予想されている。売り上げ、営業利益、経常利益は、前期に続く過去最高で、純利益も、2012年12月期の過去最高(1億6600万円)を更新する。つれて今期配当も、38円(前期実績36.54円)へ増配を予定している。

国内では、インターネット調査の業界標準プラットフォーム「GMO Market Observer」の契約対象企業が、前期累計の24社から38社へ拡大を目指し、海外向けの「ASIA Cloud Panel」の登録者数が、アジア全体で前期の1380万パネルから2000万パネルに拡大、海外売上高構成比が、前期の15%から20%超に高まることなどが要因となる。

このアジアでのパネル拡大は、今年3月に韓国で2社目の業務提携を締結し、同国最大級の19万人以上の会員調査を可能にし、続いて中国では10社目の業務提携により同国最大級の350万人の会員調査を可能にしたことなどで着実に進展している。

■ほぼ往って来いの公開価格水準からの底上げに再発進

株価は、昨年10月21日に公開価格2100円で新規株式公開(IPO)され、4900円で初値をつけ上場来高値5360円まで買い進まれ公開価格比2.55倍と大化けしたあと、今年2月の同安値2150円まで調整するほぼ往って来いとなった。この安値は、公開価格目前でPERも19倍台とネット関連株として相対的に割り負けているとして底上げに転じてきた。調整幅の3分の1戻し、半値戻しとリバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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