JFEシステムズの第1四半期は営業利益率の改善もあり、大幅増益

■利益面での上方修正も期待できそう

 JFEシステムズ<4832>(東2)の第1四半期は営業利益率の改善もあり、大幅増益となった。

 同社グループは中期経営計画(2018年度~2020年度)の主要課題である「JFEスチール製鉄所システムリフレッシュの遂行」、「ソリューション事業の拡大」、「基盤サービス事業の拡大」を推進するとともに、一般顧客向けの基幹事業である製造、金融業界向け事業や自社プロダクト事業の強化に取組んだ。

 その結果、第1四半期は売上高104億58百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益7億42百万円(同55.3%増)、経常利益7億33百万円(同56.5%増)、純利益4億61百万円(同50.2%増)と増収大幅増益となった。

 大幅増益の要因としては、増収効果に加えて、営業利益率が、前年同期の4.9%から7.09%へ大幅に改善したことが挙げられる。

 第1四半期連結業績は好調であったが、まだ、第1四半期であることもあり、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、通期業績予想に対する進捗率を見ると、売上高21.8%(前期22.8%)、営業利益20.6%(同13.8%)、経常利益20.4%(同13.6%)、純利益19.6%(同13.2%)となっていることから、利益面での上方修正も期待できそうである。

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