【株式市場】対中関税「第4弾」が伝わり先物から急落し日経平均は一時522円安

株式

■四半期好決算銘柄に高い銘柄が多く選別買いする動きは活発

◆日経平均は2万1031円63銭(509円36銭安)、TOPIXは1533.43ポイント(33.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し7億1195万株

 8月2日(金)後場の東京株式市場は、米トランプ大統領が中国製品に対する追加関税の「第4弾」を9月1日に発動すると表明したと伝えられ、株価指数の先物が夜間取引で急落。NYダウの280ドル安もあり、日経平均は329円安で始まった。

 中国景気の影響に敏感とされる安川電機<6506>(東1)資生堂<4911>(東1)は朝方を下値に回復傾向となったが、北米景気型とされるソニー<6758>(東1)任天堂<7974>(東1)などは時間とともに下げ幅を広げ、日経平均は前引けにかけて522円26銭安(2万1018円73銭)まで下押した。前引けも509円36銭安(2万1031円63銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JSDAQ平均も安い。

 ただ、「第4弾」が発動されれば、ほぼ全ての中国製品に制裁関税がかかることになるため、株式市場はこれ以上、追加関税で悩まされることはなくなったとの見方もある。

テクマトリックス<3762>(東1)は4日続伸基調となり、インフォコム<4348>(東1)は5日続伸基調で最高値を更新など、四半期好決算銘柄を選別買いする動きは活発だった。

 東証1部の出来高概算は増加して7億1195万株、売買代金は1兆3334億円。1部上場2149銘柄のうち、値上がり銘柄数は130銘柄、値下がり銘柄数は1989銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る