パイプドHDのグループ企業、パイプドビッツは金融機関向けに「相談会・来店予約システム」を提供開始

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◇対面から非対面までのコミュニケーションを継続的に支援

パイプドHD<3919>(東1)のグループ企業、パイプドビッツは、情報資産プラットフォーム「スパイラル」を基盤として、金融機関向けに相談会・来店予約の受付から日程調整、面談までに係る業務を自動化する「相談会・来店予約システム」を開発し、本日2019年8月2日より提供開始した。

 このシステムにより、相談会・来店予約に係る業務を効率化し、ライフプランシミュレーションと連携させることで、対面から非対面までのコミュニケーションを継続的に支援することが可能となった。

 金融機関では、国内の長引く低金利環境により収益力が悪化し、採算確保が難しい状況が続いている。また、老後の資金問題がクローズアップされるなか、消費者も環境の変化に対応した資産運用や金融商品を見極める判断力が求められており、金融リテラシーを支援するニーズが高まっている。

 そのため、金融機関においても資産運用や住宅ローンの借り換え、相続手続きなど様々な相談会を定期的に開催し、顧客の家族構成や収支状況、定年後の資金計画など、一人ひとりのライフプランに合わせた提案を実施する動きが広まっている。一方、相談会の告知をはじめ、予約の受付、予約時の日程調整など、顧客との面談までに要する業務負担も大きくなっている。

 そこでパイプドビッツは、相談会・来店予約の受付から日程調整、その後のフォローまでに係る金融機関の業務およびオペレーションコストを大幅に削減し、ライフプランシミュレーションを通じて顧客との継続的なコミュニケーションを実現するシステムを「スパイラル」を基盤に開発し、提供することとなった。

 これまでは顧客に来店希望日時を複数提示してもらい、日程調整をした上で改めて予約確定の連絡をしていたため、予約確定まで顧客を待たせていた。ところが、このステムを開発したことで、金融機関は、拠点ごとに曜日・時間帯別の予約枠情報をシステムに登録するだけで、予約受付フォームのカレンダーに予約枠の空き状況を自動的に反映することができるため、利用客は、金融機関のWebサイトの相談会や来店予約ページにアクセスし、予約受付フォームから予約可能枠を選択して申込情報を送信すると、予約が確定する。

 システムは、スマホアプリではなく、レスポンシブ対応のWebアプリケーションで開発しているため、利用客は金融機関のスマホアプリだけでなく、WebサイトやLINEアカウント経由でも予約をすることができる。また、金融機関は電話やFAXで受け付けた顧客の予約情報もシステムの専用画面から登録し、クラウド上で一元管理できるため、談会や来店対応の関係者はリアルタイムで予約状況を把握することができる。

 また、顧客の基本情報や家族構成情報、日常的な支出や大型支出などのライフイベントに応じた収支情報を入力すると、将来の貯蓄額や不足額を試算できるライフプランシミュレーションシステムもスパイラルを基盤として提供することができる。シミュレーション結果は顧客情報に紐づけて保存・修正・印刷ができるため、金融機関は面談時の提案ツールとして活用することができる。

 面談後に、顧客向けマイページのIDとパスワードを提供することで、スマホやパソコンからマイページにアクセスして、いつでもライフプランを見直すことができる。また、マイページでは、次回の来店予約やWeb相談を受け付けることもできるため、顧客に寄り添った継続的なライフプランニングを支援し、適切な商品提案が可能になる。
このように相談会・来店予約システムとライフプランシミュレーションシステムを連携することで、対面と非対面を融合させた営業活動を強化することが可能となる。

▼「相談会・来店予約システム」
URL:https://www.pi-pe.co.jp/solution/consultation-reservation/

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