明治、「きのこの山」50周年でコシノジュンコ氏と協業、発酵バター&キャラメル味を限定発売

■サステナブル素材「カカオハスク」活用Tシャツを企画

 明治ホールディングス<2269>(東証プライム)傘下の明治は10月7日、チョコスナック「きのこの山」「たけのこの里」シリーズの新商品として、「きのこの山発酵バター&キャラメル」「たけのこの里キャラメル&発酵バター」を10月14日から期間限定で発売すると発表。発売50周年を迎える「きのこの山」を記念し、世界的デザイナーのコシノジュンコ氏とコラボレーションした特別企画である。発酵バターとキャラメルを組み合わせたチョコレートに、クラッカーやクッキーの軽い食感を合わせ、上質な味わいに仕上げた。キャラメル味は「歴代きのこの山復活投票」で第2位に選ばれた人気フレーバーで、全国で販売される。

 同社はグローバルブランド化とサステナビリティ推進の一環として、カカオの未利用部位である「カカオハスク」を活用したデザインTシャツキャンペーンも同時に展開する。コシノジュンコ氏監修の「JUNKO KINOKO Tシャツ」は、同氏のキャラクターと「きのこの山」を掛け合わせたコラボデザインを採用。生地はカカオハスクで染められており、素材の有効活用を通じてカカオ産地への持続可能な還元を目指す。明治は2025年3月に「きのこの山たけのこの里サステナブル宣言」を発信しており、商品や景品に環境配慮型素材を採用する取り組みを進めている。今回のコラボ企画は、同方針を体現するプロジェクトの一環である。

 さらに、訪日外国人の支持が高い「きのこの山宇治抹茶」「たけのこの里西尾抹茶」シリーズも同日からパッケージを刷新する。抹茶の深緑を強調し、産地名を大きく表示することで、抹茶味であることを直感的に伝えるデザインとした。外国人から寄せられた「抹茶感がわかりにくい」「土産として華やかさが欲しい」との声を反映し、日本らしさと高級感を両立させた仕上がりとした。明治は50周年を機に「みんなに、おいしく、おもしろく」というブランドコンセプトを再定義し、味覚・デザイン・サステナブル価値の三位一体で、国内外の顧客に新たなチョコレート体験を提案していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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