三井物産が戻り高値に進む、ロシアのLNGプロジェクトに「最終投資決断」

■安倍首相とプーチン大統領が5日会談のタイミングとあって国策相場の期待も

三井物産<8031>(東1)は9月6日、続伸基調となり、取引開始後に1723.5円(17.5円高)まで上げて戻り高値に進んだ。直近の会社発表ニュースとしては、5日の取引終了後に開示した「ロシア・ArcticLNG2プロジェクトの最終投資決断の実行」があり、材料視されている。

 発表によると、「本プロジェクトは、北極圏にあるロシア連邦北部ギダン半島の在来型陸上ガス田を開発し、年間1,980万トンの生産能力を持つ天然ガス液化設備を建設する上中流一体型事業。2023年頃からのLNG生産開始を予定しており、生産されたLNGは北極海航路を通じてアジア及び欧州を中心に供給される」という。

 市場関係者の中には、安倍首相が4日からロシアを訪問し、「プーチン氏と5日会談」(時事通信ドットコム2019年09月04日13時38分より)と伝えられたあとの発表とあって、「国策相場」と受け止めて注目する様子もある。(HC)

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