【株式市場】日銀短観など好感され日経平均は一時182円高

株式

◆日経平均は2万1916円74銭(160円90銭高)、TOPIXは1604.84ポイント(17.04ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億5149万株

チャート13

 10月1日(火)前場の東京株式市場は、取引開始前に日銀短観が発表され、日経平均は75円高で始まった。トヨタ自動車<7203>(東1)などの自動車株が高く、朝寄りは軟調だった日本製鉄<5401>(東1)も堅調に転じ、王子HD<3861>(東1)などの紙パ株も高い。香港で特段、騒乱が起きていないとされ、日経平均は11時にかけて182円93銭高(2万1938円77銭)まで上げた。前引けも160円90銭高と強い。

パイプドHD<3919>(東1)が第2四半期の営業利益3.1倍などが注目されて活況高となり、加賀電子<8154>(東1)は1日付で旧パイオニアの生産拠点だった十和田パイオニアの株式を取得し、社名を「加賀EMS十和田株式会社」に変更したことなどが注目されて高い。あんま・マッサージのフレアス<7062>(東マ)は介護の分野への展開が注目されて出直り拡大。ニューテック<6734>(JQS)は業績予想の増額が好感されて連日急伸。

 1日新規上場となったパワーソリューションズ<4450>(東マ)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格2000円を70%上回る3400円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は5億5149万株、売買代金は9034億円。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は1725銘柄、値下がり銘柄数は346銘柄。

 また、東証33業種別指数は鉱業を除く32業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、電力・ガス、証券・商品先物、ゴム製品、空運、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る