ネオスは下値固め完了、20年2月期増収・営業増益予想で2Q累計順調

株式市場 銘柄

 ネオス<3627>(東1)はソリューション事業、コンテンツ事業、デバイス事業を展開している。20年2月期増収・営業増益予想である。第2四半期累計は大幅増収・営業増益と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍く上値を切り下げる展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。

■ソリューション事業やデバイス事業を展開

 SI(システムインテグレーション)と自社プロダクト・サービスのソリューション事業、知育アプリなどキャラクター・キッズ・教育・電子出版関連のコンテンツ事業、IoT関連の電子デバイスを製造するデバイス事業を展開している。

■20年2月期増収・営業増益予想で2Q累計順調

 20年2月期連結業績予想は、売上高が89億02百万円~100億円(19年2月期比0.0%増~12.3%増)、営業利益が5億04百万円~8億円(同0.0%増~58.6%増)のレンジ予想としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比44.7%増の48億66百万円、営業利益が26.2%増の2億46百万円だった。ソリューション事業は10.6%減収、コンテンツ事業は1.1%減収と低調だったが、デバイス事業がソースネクスト<4344>の「ポケトーク」向けやJapanTaxiの「決済機付き車載サイネージタブレット」向けの好調などで3.2倍増収と大幅拡大した。

 通期予想の下限値に対する進捗率は売上高54.7%、営業利益48.8%と順調である。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力が鈍く上値を切り下げる展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。10月17日の終値は745円、時価総額は約86億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る