フライトHDが通期の業績見通しを大幅に上方修正し営業利益は40%増額

■第2四半期の予想は大型案件の一部期ずれ見込みにより減額修正

フライトホールディングス(フライトHD)<3753>(東2)は11月1日の大引け後、2020年3月期の第2四半期累計、および3月通期の連結業績予想の修正を発表し、3月通期の連結営業利益の見通しは前回発表予想を40.0%増額して5.6億円の見込みとした。前期は約4億円の赤字だったため、黒字転換幅が拡大する。

 第2四半期の連結業績予想(2019年4~9月、累計)については、改正割賦販売法対応の新製品Incredist Trinity Mini(インクレディスト・トリニティ・ミニ)の大口案件の一部などが、9月納品から10月以降の納品に変更になり、当該売り上げが第3四半期に計上されることとなったことなどにより、売上高の見通しを前回発表予想から23.3%引き下げた。営業利益の見通しも前回発表の0.5億円から一転1.3億円の赤字の見込みとし、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の見込みも一転、赤字の見込みに修正した。

 一方、3月通期の見通しについては、上記の売り上げ計上に加え、保守的に見積もっていたIncredist Premium(インクレディスト・プレミアム)の売り上げが予想を上回ることなどが見込まれることにより、売上高、各利益とも大きく増額修正し、売上高は前回発表予想を17.6%引き上げて40.0億円の見込み(前期比2.8倍)とした。親会社株主に帰属する当期純利益の見込みも同じく13.8%引き上げて3.3億円の見込みとした。前期の約4億円の赤字から黒字転換幅が一段と拡大することになる。増額修正後の通期予想1株利益は34円90銭とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る