クレスコは増配と2ケタ増益など好感され一時9%高まで上げて活況高

■第2四半期の営業利益が23%増加し中間・期末配当とも増配

クレスコ<4674>(東1)は11月7日の前場、大きく出直り、9%高の3680円(290円高)まで上げる場面を見せて出来高も急増、活況高となった。9月27日以来の3600円台に進んだ。6日の取引終了後、第2四半期決算を発表し、4~9月累計の連結営業利益が前年同期比22.8%増加して17.26億円となり、4~9月としては最高益となったことなどが好感された。

 ソフトウエア開発などを行い、4~9月累計の連結売上高は同じく12.8%増加して192.18億円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同5.8%増加して11.39億円となった。

 受注高は同7.6%増加し、受注残高は同12.6%増加。根元社長は、「開発人員不足の影響は、いぜん拭いきれず、ヒトが足りないため受注しきれない面があり歯がゆいが、何よりも品質が大切だ」と第2四半期を振り返った。エンジニア不足については、引き続き養成をつよめるとともに、ニアショア・オフショア開発の活用でカバーする。10月1日にはベトナム拠点が稼働を開始した。

 3月通期の連結業績予想は据え置いたが、配当は、9月中間配当・3月期末配当とも増配し、期末配当は前期実績および従来予想の1株34円を同36円の予想とした。年間では1株当たり前期実績比6円増の72円になる。(HC)

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