テノ.ホールディングスの第3四半期は、増収大幅増益

■通期業績予想の利益を上方修正

 テノ.ホールディングス<7037>(東マ)の第3四半期は、増収大幅増益となった。

 同社は、2019年9月末時点では認可保育所等51施設、受託保育所140施設、学童保育所33施設、その他30施設の計254施設を運営している。なお、その他には、わいわい広場の運営施設数(25施設)を含めて記載している。また、2019年10月1日付で受託保育事業において7施設、その他において1施設の保育施設の運営を開始している。

 その結果、19年12月期第3四半期連結業績は、売上高74億80百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益3億57百万円(同132.9%増)、経常利益3億38百万円(同184.6%増)、純利益2億22百万円(同194.1%増)となった。

 第3四半期までは、売上高はほぼ計画通りであった。利益面では、コスト削減を推進してきた結果、通期業績予想の利益面での上方修正となった。

 売上高は、前回通りであるが、営業利益は前回予想を40百万円上回る4億40百万円(前回予想比10.0%増)、経常利益は32百万円上回る4億円(同8.7%増)、純利益は25百万円上回る2億50百万円(同11.1%増)となる見込み。

 前期比では、売上高7.7%増、営業利益29.2%増、経常利益36.1%増、純利益53.2%増と増収大幅増益を見込んでいる。

 好業績が予想されることもあり、今期より期末8円の配当を実施する。

 株価は、中段でもみ合っていることから、今回の上方修正を機に見直されるものと思われる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る