サンコーテクノが後場一段と強含む、「5G」基地局などの需要にも期待強まる

■3Gから4Gに移行する際にはまとまった受注があった実績

サンコーテクノ<3435>(東1)は12月24日の後場、一段と強含み、1081円(30円高)まで上げて3日続伸基調となっている。完成したコンクリート建物などに後から機械や機器などを固定する「あと施工アンカー」の大手で、業績は好調。次世代高速通信技術「5G」の 2020年 供用開始を前に、基地局やアンテナの新増設に関連する需要「3Gから4Gに移行する際にはまとまった受注があった」(同社)とのこと。5G関連需要の上乗せにも注目する必要がありそうだ。

 この第2四半期の連結売業績(4~9月、累計)は、東京オリンピック・パラリンピックに関連する需要などを受け、売上高が上期として最高を更新し、利益面では15年3月期に次ぐ高水準となった。東京オリ・パラ関連施設の建設はヤマを越えたが、同社製品については、事業特性として建造物の完成が迫ってから需要が増加する傾向があるという。

 一方、値動きを見ると、12月17日には取引時間中に一時的に急伸して1223円まで上げ、長い「上ひげ」を示現した。経験則では「斥候足」と呼ぶこともあるようで、地相場が遠からずこの水準まで上がる兆候になることもあるとされている。(HC)

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