マルマエが早速急反発、第1四半期の受注状況はFPD分野が32%増加

■全体相場の出直りとともに業績動向への評価が再燃

マルマエ<6264>(東1)は1月9日、時間とともに反発幅を広げ、10時40分にかけて10%高の989円(90円高)まで上げて東証1部の値上がり率5位に入る場面があった。6日に第1四半期決算(2019年9~11月)を発表。この日を含めて米・イラン緊張を受けた全体相場の大幅安に押されてきたが、緊張感の後退とともに早速、急反発する形になった。

 6日に発表した第1四半期決算(2019年9~11月)は、米中貿易摩擦の影響などにより売上高、各利益とも前年同期比で減少したが、営業利益は1.47億円となり、第2四半期の予想額(9~2月累計)2.80億円に対しては53%を確保した。

 この第2四半期の予想は、さる12月20日付で期初に発表した予想を約2倍に増額修正したばかり。このため、第1四半期は、増額後の予想に対しても好調な推移になったとの受け止め方がある。受注状況は、FPD分野が前年同期比31.7%増加した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る