【株式市場】半導体関連株が強く日経平均は後場一段と強含んで大きく反発

株式

◆日経平均は2万4031円35銭(166円79銭高)、TOPIXは1744.13ポイント(9.16ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億180万株

 1月22日(水)の東京株式市場は、新型肺炎関連株の重松製作所<7980>(東1)などが取引開始の直後を高値に伸びず、一方で信越化学工業<4063>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)が時間とともに上げ幅を拡大する展開になった。日経平均は朝の33円46銭安(2万3831円10銭)を下値に持ち直して堅調になり、後場は135円高の2万4000円を回復して開始。大引け間際には176円31銭高(2万4040円87銭)まで上げた。大引けもこの高値圏で推移し、21日の218円安から反発した。

 資生堂<4911>(東1)花王<4452>(東1)が前後場ともジリ高基調を続けて前日比で反発し、前田建設工業<1824>(東1)前田道路<1883>(東2)の連結化を目指すTOBが材料視されて高い。衛生材料の川本産業<3604>(東2)は新型肺炎関連株の出遅れアナ株とされストップ高。ジーニー<6562>(東マ)は関西のデジタルマーケティング系展示会に初出展との発表などが注目されて大きく出直り、サンウッド<8903>(JQS)は業績予想の増額修正が好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億180万株(前引けは4憶5952万株)、売買代金は1兆8868億円(同8240億円)。1部上場2159銘柄のうち、値上がり銘柄数は1286(同1353)銘柄、値下がり銘柄数は758(同671)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは18業種)が値上がりし、上がり率の大きい業種は、サービス、化学、精密機器、機械、水産・農林、その他金融、食料品、建設、証券・商品先物、電気機器、保険、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る