マルマエの12月の月次受注残高は、対前年同月比5.0%増

◇半導体分野は対前年同月比では2ケタ減だが、9月以降4カ月連続で受注残は増加

 マルマエ<6264>(東1)の12月の月次受注残高は、対前年同月比5.0%増の7億44百万円となった。

 半導体分野は、4億62百万円(対前年同月比14.5%減)となった。対前年同月比では2ケタ減となったが、前年同月比では0.6%増となっている。また、9月以降4カ月連続で受注残高は増えている。

 FPD分野は、2億75百万円(対前年同月比67.7%増)と大幅増となっている。しかし、半導体とは逆に9月以降4カ月連増で減少しているものの、堅調といえる。

 その他の分野は、07百万円(同53.3%増)で、過去1年間で最高の受注残高。

 現在の市場環境として、半導体分野では、ロジック向けの需要が堅調に推移しつつメモリ向けの需要も高まり始めた。FPD分野では、足元は中国においてOLED(有機EL)投資やG10.5液晶パネル投資が進んでおり、同社では電子ビーム溶接を活用した受注と生産が活発化している。

今後の見通しは、半導体分野では、ロジック向けに加え、メモリ向けの需要が拡大する見通し。FPD分野では、G10.5液晶向けの出荷は今期末までは概ね高水準が続く見通し。また、G6 OLED向けは、それ以降も一定の投資案件数が続く見通しであり、同社は電子ビーム溶接機を活用した受注が順調に推移すると見込んでいる。

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