コーア商事HDの6月期第2四半期は増収大幅増益

■進捗率は利益面高水準で推移

 コーア商事ホールディングス<9273>(東2)は12日、2020年6月期第2四半期連結業績を発表した。

 第2四半期は、売上高が前年同期比9.2%増の73億61百万円で、営業利益が2.5倍の9億07百万円、経常利益が2.4倍の9億11百万円、四半期純利益が4.2倍の6億18百万円だった。

 事業別の取組みを見ると、原薬販売事業では、売上高は52億78百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は8億87百万円(同34.3%増)だった。第1四半期に引き続き、抗生物質製剤、催眠鎮静剤、アルキル化剤等で販売が増加したものの、高脂血症用剤用原薬等が在庫調整による需要減や競合他社の参入により販売が減少した。
 
 医薬品製造販売事業では、売上高は25億01百万円 (同24.0%増)、営業利益は63百万円(前年同期は2億51百万円の赤字)となった。一部製品の受託製造の開始が販売に寄与した。

 20年6月期連結業績予想は売上高が前期比1.4%減の150億円、営業利益が7.4%増の13億円、経常利益が2.6%増の13億10百万円、純利益が30.0%増の8億50百万円としている。

 通期予想業績に対する進捗率は売上高49.1%、営業利益69.8%、経常利益69.5%、純利益72.7%と利益面高水準で推移している。

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